1976-05-06 第77回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
石丸政府委員 私から技術的な面について御説明申し上げたいと存じますが、ただいま先生、写真をお示しになったわけでございますが、やはり相当沈着いたしまして症状の出た患者さんにつきましては、ただいま先生のお示しのような写真、あるいはそのほか肝臓機能検査とか、そういった検査である程度わかるのでございますが、やはりこういった特異な物質でございまして、非常に線量の低い、そして長期間暴露した人のものでございまして非常に微量蓄積
石丸政府委員 私から技術的な面について御説明申し上げたいと存じますが、ただいま先生、写真をお示しになったわけでございますが、やはり相当沈着いたしまして症状の出た患者さんにつきましては、ただいま先生のお示しのような写真、あるいはそのほか肝臓機能検査とか、そういった検査である程度わかるのでございますが、やはりこういった特異な物質でございまして、非常に線量の低い、そして長期間暴露した人のものでございまして非常に微量蓄積
そうすると三十数歳になっての患者発生である、あるいはまた、ほかからお嫁においでになって、たとえば二十でおいでになれば五十過ぎになって患者発生であるということで、金沢大学の諸先生方も、三十年という微量蓄積の年月の中で患者が発生するということを言われております。事実上そういうようでございますが、そういう中ではやはり相続人もちゃんとできている。
微量蓄積した魚を食べるか、長い間空気を吸ってその空気によって健康被害を受けるか、こういうようなことでしょう。徐々にからだが侵されていくわけでしょう。徐々に自分は働けなくなるでしょう。徐々に働けなくなって、そういうような場合には生計の主たる担当者はほかに移っているでしょう。働けなくなってしまえば生活の保護を受けるよりしようがないでしょう。
いろいろ公害問題、たとえば有機水銀にしても、微量蓄積という問題を少しおろそかにし過ぎたのです。直接に有機水銀の被害ということは医学的にも証明されておる。それが魚を通って微量に蓄積することが人体にどういう影響を与えるかということの科学的な解明というものは、ほんとうに究明されたとは言えない。 だから、新しい問題ですからね、公害問題は。日本でもやかましく言い出したのはここ数年ですからね。